
一日葬と二日間の家族葬のどちらがよいかは、費用だけでは決められません。一日葬は通夜を行わず、告別式と火葬を一日で行うため、ご家族や参列者の負担を抑えやすい形式です。一方、二日間の家族葬は通夜と告別式を行うため、故人とのお別れに時間を取りやすいという違いがあります。
また、「一日葬なら費用が半分になる」というわけではありません。棺や搬送、安置、火葬など、葬儀の日数にかかわらず必要となる費用があるためです。どちらを選ぶ場合も、プラン料金だけでなく、式場や火葬場、料理、返礼品などを含めた総額で比較することが大切です。
この記事では、一日葬と二日間の家族葬について、費用総額、ご家族の負担、お別れの時間などを比較し、それぞれどのような方に向いているのかを解説します。
執筆者

株式会社「セレモニーネクスト」代表の大野 光章氏は、一級葬祭ディレクターの資格を保有し、葬儀業界で長年の経験を積みながら、故人とご遺族に寄り添う葬儀のあり方を追求してきた専門家です。板橋区で生まれ育ち、その地域に根ざした想いを胸に、柔軟かつ個々のニーズに応える葬儀プランの提供を理念として掲げています。
株式会社セレモニーネクスト 代表取締役 大野 光章
一日葬と二日間の家族葬の違い
大きな違いは、通夜を行うかどうかです。一日葬では通夜を省き、告別式と火葬を一日で行います。二日間の家族葬では、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬を行うのが一般的です。
| 比較項目 | 一日葬 | 二日間の家族葬 |
|---|---|---|
| 通夜 | 行わない | 行う |
| 告別式 | 行う | 行う |
| 式の日数 | 1日 | 2日間 |
| ご家族の移動・参列 | 1日にまとめやすい | 2日間必要になる |
| お別れの時間 | 限られやすい | 時間を取りやすい |
| 費用 | 抑えやすい傾向 | 一日葬より増える傾向 |
ただし、どちらも参列人数に明確な決まりはありません。「家族葬」という名称も、必ず家族だけで行うという意味ではなく、親族や故人と親しかった友人を招くこともできます。
一日葬と家族葬の費用総額を比較
セレモニーネクストでは、一日葬プランを352,000円(税込)〜、家族葬プランを418,000円(税込)〜ご用意しています。
| プラン | 基本料金(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 一日葬プラン | 352,000円〜 | 通夜を行わず、告別式・火葬を行う |
| 家族葬プラン | 418,000円〜 | 通夜・告別式・火葬を行う |
ただし、この金額だけで最終的な葬儀費用が決まるわけではありません。どちらのプランも、利用する施設によって異なる式場料金や火葬料金は基本プランに含まれていません。
一日葬でもなくならない費用がある
一日葬では通夜を行わないため、通夜に伴う料理や返礼品、式場利用にかかる一部の費用を抑えられる場合があります。一方で、棺、ご遺体の搬送、安置、遺影写真、告別式、霊柩車、火葬などは、一日葬でも必要です。
そのため、葬儀の日数が2日から1日になったからといって、総額が単純に半分になるわけではありません。
「同じ条件」で見積もりを比較する
一日葬と家族葬の費用を比較するときは、参列人数や斎場などの条件をそろえることが重要です。特に、次の費用を含めた総額を確認しましょう。
- 葬儀プランの基本料金
- 式場使用料
- 火葬料金
- 安置にかかる費用
- 料理・飲み物
- 会葬返礼品・香典返し
- 供花などの追加品
- 僧侶など宗教者へのお礼
セレモニーネクストでは、一日葬と家族葬のどちらにするか決まっていない段階でもご相談いただけます。参列人数や希望する斎場などを伺い、それぞれの場合にどの程度の費用になるのかを整理しながら比較できます。050-5231-3575


ご家族や参列者の負担で比較する
一日葬が選ばれる理由の一つが、ご家族や参列者の身体的な負担を抑えやすいことです。通夜と告別式のために2日間式場へ足を運ぶ必要がなく、一日に予定をまとめられます。
一日葬は遠方の親族がいる場合にも検討しやすい
遠方から親族が参列する場合、二日間の葬儀では宿泊が必要になることがあります。一日葬であれば、移動や宿泊の日程を調整しやすくなる場合があります。
また、ご高齢のご家族や体調に不安がある方がいる場合も、長時間にわたる通夜・告別式への参列が負担になることがあります。そのような事情がある場合、一日葬は有力な選択肢です。
一日で行うからこそ慌ただしく感じることもある
一方、一日葬では告別式から出棺、火葬までを一日の中で進めます。日程上の負担は少なくても、お別れの時間が短く感じられることがあります。
「できるだけ負担を減らしたい」のか、「多少時間がかかっても、ゆっくり見送りたい」のかによって、適した形式は変わります。
お別れの時間で比較する
二日間の家族葬の大きな特徴は、通夜と告別式の2回に分けて故人を偲ぶ時間を持てることです。通夜では、ご家族や親しい方が集まり、故人との思い出を話しながら過ごすこともできます。
一日葬でも、告別式の中で焼香や献花、お花入れなどのお別れを行えます。ただし、式場や火葬場には利用時間があるため、「できるだけ長く故人のそばにいたい」という希望が強い場合は、二日間の家族葬の方が合うことがあります。
菩提寺がある場合は一日葬にできるか確認する
菩提寺や付き合いのある寺院がある場合は、一日葬を希望していることを事前に伝えましょう。寺院や宗派によっては、通夜と葬儀・告別式を二日間で行うことを大切にしている場合があります。
ご家族だけで一日葬を決めてから寺院へ連絡すると、考え方が合わず日程や葬儀形式を変更することにもなりかねません。葬儀社との打ち合わせ時に、菩提寺の有無を伝えておくと安心です。
一日葬と二日間の家族葬はどちらを選ぶ?
どちらが優れているというものではなく、ご家族が何を優先するかで選びます。
一日葬が向いている方
- 通夜を行わず、告別式できちんとお別れしたい
- ご家族の身体的・精神的な負担を抑えたい
- 遠方から来る親族の移動や宿泊の負担を減らしたい
- 葬儀費用を抑えたい
- 参列する方が比較的少ない
二日間の家族葬が向いている方
- 通夜も行い、従来の流れに近い形で見送りたい
- 故人とのお別れにできるだけ時間を取りたい
- 親族や親しい友人がある程度参列する予定
- 通夜にしか参列できない方がいる
- 菩提寺との関係や宗教儀礼を大切にしたい
特に迷いやすいのが、「費用は抑えたいけれど、簡素にしすぎたくない」という場合です。その場合は、形式名だけで決めるのではなく、一日葬と家族葬の両方について、実際に希望する斎場・人数・料理などを入れた見積もりを作ると判断しやすくなります。
迷ったら「希望するお別れ」からプランを考える
葬儀を考えるとき、最初から「一日葬にする」「家族葬にする」と決めておく必要はありません。まずは、参列してほしい方、通夜を行いたいか、お別れにどの程度時間を取りたいか、予算の上限などを整理します。
たとえば「10名程度で、通夜はなくてもよいが、告別式できちんとお花を手向けたい」という希望なら、一日葬が候補になります。一方、「親族が集まるので、前日の夜にもゆっくり故人を偲びたい」という場合は、二日間の家族葬が検討しやすいでしょう。
「一日葬と家族葬、結局どちらがよいか分からない」という段階でも問題ありません。セレモニーネクストでは、人数・斎場・ご希望を伺ったうえで、それぞれの費用や違いをご案内しています。プランを決めるための相談だけでもお気軽にお問い合わせください。050-5231-3575
よくある質問
- 一日葬は家族葬より必ず安くなりますか?
-
一日葬は通夜を行わないため、費用を抑えやすい傾向がありますが、必ず大幅に安くなるとは限りません。棺、搬送、安置、火葬など、日数にかかわらず必要な費用があります。式場、人数、料理、返礼品などをそろえた総額で比較してください。
- 一日葬でもお坊さんに読経してもらえますか?
-
一日葬でも宗教者による読経を行うことはできます。ただし、菩提寺がある場合は、通夜を行わない一日葬について寺院の考えを確認することが大切です。葬儀の日程を決める前に相談しましょう。
- 一日葬でも家族以外の友人を呼べますか?
-
はい。一日葬だから家族だけ、という決まりはありません。親族だけでなく、故人と親しかった友人や知人に参列してもらうこともできます。人数に合わせて式場を選ぶことが大切です。
- まだ一日葬か家族葬か決めていなくても相談できますか?
-
はい。参列人数、予算、通夜を行いたいか、希望する斎場などを確認しながら検討できます。一日葬と家族葬の両方を想定して費用を比較すると、ご家族に合う形式を判断しやすくなります。
まとめ|費用だけでなく、お別れの時間と負担を比べて選びましょう
一日葬は、通夜を行わず一日で告別式と火葬を行うため、ご家族や参列者の負担を抑えやすく、費用も抑えやすい形式です。二日間の家族葬は、通夜と告別式を通して、故人とのお別れに時間を取りやすいという良さがあります。
大切なのは、基本プランの金額だけを比べるのではなく、同じ参列人数・斎場・希望内容で総額を比較することです。そのうえで、「費用」「ご家族の負担」「お別れの時間」のうち、何を優先したいかを考えると選びやすくなります。
セレモニーネクストでは、一日葬と家族葬のどちらがよいか迷っている段階からご相談いただけます。ご家族の希望を伺いながら、必要な内容と費用を整理し、無理のない葬儀プランをご案内します。
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