お墓の違い

お墓・供養について

お墓を持っていない、もしくは持ってはいるけれど、遠方なので近くに新しく購入したいというのは珍しいことではありません。ほどんどの人にとってお墓を買うのは初めてだと思いますが、かなり費用がかかることも多いので、購入後に後悔しないよう、事前にしっかり調べることをおすすめします。まずはお墓について押さえておきたい墓地のスタイルをご紹介いたします。

①公営墓地(都立霊園)

公営墓地とは地方自治体が管理・運営する墓地。その自治体に居住しているなど応募資格にいくつか制限があります。

都立霊園の特徴

  • 宗旨・宗派の制限がまったくない。
  • 区画が広く自由に設計できる。
  • 年間の管理費は1,200円~4,000円
  • 土地の使用料のみで別途石材店に墓石の建立を依頼する。

メリット

  • 地方自治体が所有し、管理運営しているため安心

  • 宗教制限がないのでキリスト教や神道などでも利用できる

  • 立地に対して永代使用料や管理料が寺院・民間に比べ割安

デメリット

  • 競争率が高く、毎年の抽選で当たらないと入れない

  •  募集期間や利用条件が限られている場合が多い

  • 大きな区画がほとんどで、墓石代が高くなる

②民営墓地(民間霊園)

民営墓地とは財団法人や社団法人などの公益法人や、宗教法人などが管理・運営する墓地のことです。

民間霊園の特徴

  • 人気が高いのは小さいタイプで、中には2名のみのタイプもある

  • 土地代と墓石のセット販売が一般的。

  • きれいに整備され施設も充実している。

メリット

  • 基本的に宗派の制限がないので戒名がなくても入れる

  • 公営と比べ申込みに制限が少ない

  • 無料送迎バスや会食スペースなど施設が充実している

  • 立地や面積の条件次第で公営より初期費用を抑えられる

デメリット

  • 大抵は郊外に立地していて車がないと不便な場所が多い

  •  石材店が指定されている場合がある

  • 年管理料が公営と比べると割高

    ・公営→1,2004,000

    ・民間→8,00013,000円位

③寺院墓地(檀家制度)

寺院のご住職などが管理・運営する墓地。基本的に、その寺院の檀家になることが条件となります。

寺院墓地の特徴

  • 寺院の住職が代々で管理している。

  • 年忌法要は寺院の本堂で行います。

  • 寺院の宗派に沿った形式で供養されお墓に入る際は住職 が授ける戒名が必要となる。

メリット

  • 寺院が運営しているため安心

  • 格式や古い歴史がある寺院のお墓に入れる

  • 檀家になると、全ての法要をその寺院で行うことができる

  • 寺院に住職や僧侶がいるため、日常的に供養してもらえる

デメリット

  • 檀家になると、お寺を維持して支える責任がある

  • 寄付やお布施・戒名料が必要となり、霊園に比べると割高

  • その寺院の宗派に特定される

  • 将来、お墓の引っ越しをする際に離檀料が発生することがある

新しい供養方法

①納骨堂(集合・マンション型など)

ご遺骨を預けて保管してもらう形式。最近ではホテルのような近代的な造りでアクセスが良い施設もあり、法要やお参りも可能で利便性が高い。

②永代供養墓・共同墓

個人のお墓を持たずに共同でお墓に入る形式。寺院や霊園の「供養塔」の中や地下に納骨壇があり、骨壺のままで納骨されます。ただし、一定期間が過ぎると骨壷から遺骨を出して合祀されます。

③樹木葬

墓石の代わりにハナミズキや桜などの樹木を墓標として植え、遺骨を直接土に埋葬する方法。 霊園により個別か共同の二種類の埋葬方法がある。都営 小平霊園にも樹木葬のスペースが設置されており大変人気が高い。

④海洋散骨

粉末状にした遺骨を、海に散骨して供養する方式。昔はクルーザーの手配が必要で高価だったが、最近では業者に一括でおまかせ出来るプランもあり、希望者が年々増えている。

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